〜全国はんが甲子園日記〜

第25回全国高等学校版画選手権大会(はんが甲子園)に美術科3年生の3名が予選を突破し、新潟県佐渡島で5日間にわたる本選に出場してきました!

この日の為に卒業式後、何度も学校に足を運んで練習をしてきました。

4泊5日の長旅となる1日目は移動とオリエンテーションです。
京都駅からバス、飛行機、タクシーと乗り継いで新潟港から船で佐渡島へ。

日本海の荒波に揉まれ、船酔いに苦しみながらも波濤を乗り越え、佐渡島にたどり着き、オリエンテーションまで近隣の史跡を巡りました。

今大会の制作テーマは
「佐渡は生きる」

2日目は開会式と取材地巡り、そして図案考案です。
開会式後はあいにくの雨でしたが、市役所のボランティアドライバーの方の案内で、尖閣湾や金山など島内のいくつかのポイントを回りました。
砂金堀り体験もさせていただきました。

しかし、楽しかったのはここまで。
制作会場に戻り、いざ下絵を考えるとなると、なかなか意見がまとまらず思うように作業は進みませんでした。
その日は宿泊先で、夜遅くまでアイデア出しに励みました。

3日目。

朝6時の朝食時に皆で考えた図案を先生に見せた所、まさかのダメ出し。。
そこから気分を切り替え、何とか昼前に下絵と班分けが完成。
ここから版毎に違う下絵を転写し、彫っていく事になります。

今日中に彫りを8割進める事が出来れば明日の18時の〆切に間に合う計算。
皆、黙々と作業に取り組みます。 

結局、版は6割5部くらいまで彫り進んだ辺りでタイムアップとなり、3日目は終了。

4日目。
作品提出期限は18時。
昨日の遅れを取り戻そうと皆、黙々と巨大な版木に挑みます。

何点かミスしてしまった所もあり、悔しい思いもありますが、3人で最後まで頑張り切りました。

5日目は閉会式。
残念ながら審査結果発表では上位5校に入れませんでした。
悔しい結果にはなりましたが、3日間で取材から下絵、版分け、彫り、刷りというハードな工程をやり切った経験は一生の思い出になると思います。

大会出場にあたりご協力、ご声援をいただいた方々に厚く御礼を申し上げます。

来年も出場できるように精進して参ります。