1905年の学校創立以来、120年近くの時が過ぎ、元号も「明治」「大正」「昭和」そして「平成」を経て、「令和」へと移り変わってきました。時代が経過するとともに、社会の価値観は多様化し、複雑さを増しています。本校では、創立以来の伝統を重んじながらも、それにとらわれることなく、今の社会や未来の世界で求められる力とは何かということを常に議論しながら、新しい時代における学校の在り方を示していきたいと考えています。
世界は予想していた以上の速度で変化、混沌化しています。本校では創立以来の建学の精神を柱とした理念に基づく教育活動を日々アップデートしながら実践し、大切な生徒たちをこれまでの経験や常識が一切通用しない世界に送り出していくために、学校で行われるべき教育を追究しています。

EDUCATIONAL POLICY
教育方針
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高等学校
学校祭(2024)
学校祭+@京セラドーム
学校祭(2024)
学校祭+@京セラドーム(30秒版)
校長メッセージ

京都精華学園中学高等学校は、今年、創立120周年を迎えます。1905年、当時立ち遅れていた女子教育こそが我が国にとって最要最急の課題であると考え、以来、女子教育一筋に110年の歳月を積み重ねてまいりました。2016年からは時代の要請に応える形で共学校として再出発しましたが、激動の時代を乗り越え、男女共同参画社会の実現に寄与してきた本校の歴史と伝統は、現代の教育に携わる私たちにとっても、大きな自信と誇りとなっています。では、現代における京都精華学園の使命や存在意義とは何か。この問いを、私は常に心に抱いています。本校の校名「精華」は、「そのものの本質をなす最も優れている点」「美しくて華やかなこと」と辞書にあります。この意味に照らせば、「一人ひとりの生徒の可能性を最大限に引き出し、その個性を美しく輝かせること」こそが、まさに本校の使命であり、存在意義そのものであると、私は確信しています。
高校で過ごす3年間は、夢と志を抱き、その実現に向けて、学業はもちろん、やりたいこと・好きなことにも夢中で取り組むべき期間です。そのために本校では、コース・選択のカリキュラムやクラブ活動の充実を図ってまいりました。今年度は創立120周年記念事業として、新校舎をはじめ、生徒の皆さんが夢中になって活動できる教室や、リラックスして過ごせるスペースなどを完成させました。ぜひ一度、見学にお越しいただければと思います。
これからの時代は、誰にも予測できません。けれど、人生は予測できないからこそ、面白い。だからこそ、本校でどんな未来にも立ち向かえる力を育んでいきましょう!私たちは新時代の精華を共に築いていける仲間を待っています!
京都精華学園中学高等学校 校長
山本 浩介